歩道にうずくまっていた茶トラさんを保護!
車で外出した帰り道、歩道にうずくまる茶トラ猫を発見し保護しました。
車内から見た茶トラは反対車線側の歩道にいたこともあり、状況もよくわからなかったので確認のため車を止めて近づきました。
茶トラまでは30メートルほどの距離から刺激しないよう徒歩で向かっていましたが、目の前を車が通っても微動だにしない茶トラにただごとではないなと感じ走り寄りました。
呼びかけには反応せず、体は冷えていましたが呼吸はありました。
瞼をあけても瞳孔の収縮はなく、意識レベルがかなり低いことがわかりました。
事故の可能性を考えて体をまさぐって外傷がないか確認しましたが目立つ傷はなし。
一刻を争うのは明らかだったのでとにかく車に乗せて動物病院へ向かいました。
日曜日の15時頃、開院している病院は少なくしかも休憩時間の真っただ中でした。
午後一の診療をしてもらうべく、日曜診療をしている病院に向かいました。
休憩中ではありましたが、ドアが開いたので声をかけて無理を言ってすぐに診てもらえることに。
診察の結果は糖尿病によるケトアシドーシス。
糖尿病の合併症で進行すると意識障害が起こり、無治療だとそのまま昏睡、死亡するという症状でした。
採血をして血糖値を測ると750の数値。正常が70~150なのでまず糖尿病は間違いなかろうという状況。
低体温と脱水がひどく、温めた補液を入れるのが最初の処置となりました。
また同時にFF検査もしましたが、猫エイズが陽性でした。
現在この茶トラさんは入院加療中。
本日の夜に迎えに行く予定ですが、退院できる状態かはわかりません。
昨日の時点では、意識が戻って命が繋がる可能性は五分五分だというお話でした。
命が繋がれば今度は糖尿病の改善のための闘病が始まります。
毎月数万円の治療費がかかり、それは命が終えるまで続きます。
ねころび荘の資金はカツカツで、このマンスリーサポーターを募集していなかったら、私は無治療でリターンせざるを得ず一生悔やんだかもしれません。
皆さんが支えてくれているから、私は「治療してください」と言えました。
本当にありがとうございます。
茶トラさんの状態はまだどうなるかわかりませんが、皆さんのご支援の気持ちをしっかりと伝えられたらと思います。
ねころび荘 石川