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土田記代美議員より、水戸市の動物愛護センターに関する提案
水戸市議会議員の土田きよみさんは、CAPINの実働ボランティアさんです。
どんな犬でも、噛まれず逃がさず、きちんとお世話ができる土田きよみさん。
私がどうしてもシェルターに出られないときに、代わってもらえるのは、第2シェルターの保護したばかりの危ない犬を含め、全ての名前を覚え、見分けて扱え、ドッグラン出しやお散歩、投薬、ごはんの種類を知っておられる、土田きよみさんしかいません。
CAPINに来られた当初は犬が苦手だったと聞きますが、今では犬の性格を見極めたり,犬同士の相性も洞察できる、頼りになるボランティアさんのひとりです。
土田きよみさんは、議員としても、これまで茨城県動物指導センターに幾度も行かれ、殺処分を止めるために水面下で動いて下さってきました。
中核市になった水戸市には2020年より動物愛護センターが開設されましたが、そこが殺処分を行わず、譲渡啓発の施設として機能するように働きかけを続けて来られました。市議会では何度も質問しておられます。
土田きよみさんは、動物レスキューやTNRの場面にも立ち会われました。亡きワカメちゃんのレスキューにも同行下さっていました。
殺処分ゼロを、議会だけでなく、実際の保護・レスキュー現場でも、力強く実現してこられた土田きよみさん。
ピーターパンを演じて全国の学校やホールを駆け回っていた舞台女優だった土田きよみさん。
いまは子どもや動物のために議員として働き、税の使い方について市民を代表して議会で発言してくださっています。
土田きよみ議員の水戸市に対する提案3つをご紹介させて頂きます。
本市が動物愛護センターを開設し3年がたちました。同時にはじまった新型コロナ感染症の影響もあり、なかなか思うような運営ができず苦労されてきたことと思いますが、職員の皆さんや市民の皆さん、そして地域のボランティアの皆さんのご協力をいただきながら、市として殺処分ゼロを達成、継続していることに、まず敬意と感謝を表したいと思います。
茨城県の動物行政が、なかなか改善されない中で、これまで水戸から収容されていた動物たちを、県ではなく、水戸市が独自で対処することになったことから、私は、本市は安易な殺処分ではなく、徹底した返還と、センター自身が譲渡事業に力を注ぐこと、センターの飼養環境を整えることなどを求めてきました。昨今は、多頭飼育崩壊や、高齢者の方の死亡などによる飼育放棄など、収容動物の増減は予測できるものではなく、頭数が増えてしまって大変な状況となることもある中で、踏ん張って「いのちを生かすセンター」として運営していることは、県都として誇れることでもあり、水戸市が収容犬猫の情報発信などの工夫や返還率の向上に取り組んできたこと、市民に開かれたセンターとなっていることなど、相変わらず県民に見えない大部屋に犬たちを詰め込み、増えれば殺処分という選択肢しか持とうとしない茨城県にも、ぜひとも見習ってもらいたいと強く思う次第です。今日はさらなる改善をもとめ3点の提案をさせていただきます。
議会で発言される土田議員↑
(1)1点めは、愛護センターでの集団手術についてです。センターに収容されてしまう犬猫を減らすためにもっとも重要な対策は、新たに飼えないいのちを増やさない、不妊・去勢手術の徹底です。飼い犬・飼い猫の手術については補助制度がありますが、なかなか徹底されていないこと。さらに地域で暮らしている飼い主のいない猫の手術は、徹底的に行わない限り、収容動物は増え続けてしまいます。
そこで、愛護団体やボランティアさんたちは不妊去勢手術を低料金で一気にやってくださる獣医さんと、各地で集団手術を行っています。この取り組みが、愛護センターでできれば、本市の動物問題に大きく寄与できるものです。昨年7月に一度、ボランティアさんたちのご協力で実現したとのことですが、今後、定期的に行ってはいかがでしょうか。まずはボランティアさんのご協力をいただきながら、将来的にはボランティアさんたちの負担を軽減できるよう、本市が独自事業として行えるようにしていくことを求めるものです。ボランティアさんたちは日々の保護活動で、体力的にも経済的にも大変な思いでがんばっておられます。本市ができることを積極的に行い、多くの皆さんと協働し、本市動物愛護の推進と殺処分ゼロの継続を実現することを求めます。
(2)2つめは、啓発と犬猫の住民票についてです。
古河市では、来年度から猫の住民票制度を始めるということですが、これは、飼い主のいる猫の所在を把握しながら、飼い主の適正飼育への意識を高め、さらに飼い猫と野良猫の区別をつけ、不幸な命の増殖を抑えていこうという取り組みです。殺処分につながる犬猫の収容を減らすには、まずは迷子にさせないこと、そして迷子を速やかに確実に飼い主に返還することが肝要です。そこで、水戸市でも独自の取り組みとして「犬猫の住民票」制度を作ってはどうかという提案です。住所と名前、さらに写真を登録し、市と飼い主が共有する情報とすることで、飼い犬・飼い猫の登録の徹底と、動物愛護・適正飼育の啓発に資する先進的な事業となり、迷い犬猫を減らし飼い主への早期返還に確実につながるものと考えますがいかがでしょうか。
(3)3つめは、医療機器の充実とセンター獣医師の技術向上についてです。
まず、愛護センターにレントゲンやエコーなどを導入し、センターで負傷動物の治療ができるようにすることを求めたいと思います。
茨城県では、県民が事故などで負傷した動物を発見しセンターに連絡しても、「治療はできない」と提携の獣医を紹介されるだけで、県民は途方に暮れるばかりです。また、県が捕獲した動物が骨折していても、レントゲンがないために確認できず放置されてしまい、すぐに治療すれば予後が改善できた子が、生涯障害を持ち続けることになったりしています。
水戸市では、市民が負傷動物をみつけたら、愛護センターに駆け込めば治療ができるという体制となれば、さらに市民とともに動物愛護先進市をつくっていけるものと考えます。そのためにも、センターの獣医職員が医療技術を習得し臨床の経験を積めるよう、動物病院での研修などを位置付けてはいかがでしょうか。ものいわぬ命を大切にできるまちとなることは、市民や子どもたちへのなによりの啓発、未来へのプレゼントとなります。ぜひ前向きなご答弁をお願いします。
2017年からずっと、私たちの仲間、水戸の土田きよみ市議はCAPINの犬たちをとても可愛がってくださいます。いつもありがとうございます。
立派な犬ボランティアさんでもある土田きよみさん、水戸市に動物愛護センターができる前からずっと、水戸市に対して目を光らせ働きかけ、現場が分かっている方ならではの改善を実現して来られました。
水戸市の動物たちをこれからもよろしくお願い致します。
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