『石巻地区こども将棋大会サポーター』～灯をずっと、ともし続けたい～

　石巻地区こども将棋練習会のオープニングはいつも震災のことを話します。この将棋大会を始めたきっかけは、震災だからです。

　子どもたちは、実際に震災を知らない第2世代なので、親たちから話を聞いて知っているお子さんもいますが、それは防災意識のしっかりしたご家庭のお子さんばかりです。殆どのお子さんは、学校の防災教育で学ぶ程度です。

　会場になっているのは、最大被災者を出した石巻市門脇地区。そして会場の場所は災害復興住宅の集会所です。大勢の子どもたちが集まって楽しい行事をするのは、この地区の明るい希望につながるのではないかと思います。

　ここ2・3年はコロナ禍でお子さんを集めるのも気が気でありませんでしたが、やっと明るい兆しが見えてまいりました。1月7日の大会には48名のお子さんの申し込みがあります。

　是非とも、将棋の楽しみを味わえるようにと願っています。