外国ルーツの子どもたちへの日本語指導・学習支援を持続可能な活動へ。
目標金額の達成の有無にかかわらず実行者は寄付金を受け取ります(All in 方式)。原則、寄付のキャンセルはできません。寄付募集は6月28日(金)午後11:00までです。

寄付総額

448,000

目標金額 1,000,000円

44%
寄付者
34人
残り
25日
目標金額の達成の有無にかかわらず実行者は寄付金を受け取ります(All in 方式)。原則、寄付のキャンセルはできません。寄付募集は6月28日(金)午後11:00までです。

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プロジェクト本文

自己紹介

 

ページをご覧いただきありがとうございます。

 

私たちは、千葉県松戸市で、地域の外国ルーツの子どもたち(小中学生対象)に日本語指導・学習支援を行っている、「認定NPO法人 外国人の子どものための勉強会(ESCO)」です。教室運営から法人管理まで、すべて地域住民のボランティアで担っています。

 

1996年5月「常盤平教室」4名の子どもからスタートし、2012年11月認定NPO法人の資格を取得し、現在に至ります。

 

今では、生徒数・スタッフ数が各々約80名、市内に常盤平教室・松戸教室・新松戸教室の3教室を持ち、小学生は、火曜・水曜・土曜午前・土曜午後のいずれか週1回1時間半、中学生は、水曜・木曜・土曜のいずれか週1回2時間のコースを選択して、担当スタッフと原則1対1で学びます。

 

子どもの学習レベルは、年齢・出身国・個人能力によりさまざまですが、担当スタッフは、子どもの事情や学習能力に合わせ、さまざま工夫をしながら日本語指導・学習支援を行っています。

 

テキストに、子どもたちがつまずきがちな箇所や用語を解説した「算数・数学ワークブック」、練習する漢字が「読める」「書ける」だけでなく「わかる」「使える」を目指した「漢字300」も会員の手で作成しました。

 

※協働事業実績:文化庁(2008)、千葉県(2004)、松戸市(2010, 2022-2024)、松戸市NPO協議会(2023)

 受賞実績:朝日のびのび教育賞(2011)、千葉日報/千葉教育大賞(2016)、松戸市市政80周年記念功労賞(2023)

 

 

また、高校受験の準備のための受験教室の運営にも力を入れています。

 

高校受験は、彼ら彼女らの将来にとって、乗り越えなければならない最初の厳しい壁です。日本の在留制度は、高校を卒業していない外国籍の子どもの場合は、家族ビザとなり、就労や在住が制限されるため、まずは高校入試が在住に向けて超えるべき大きな壁となるのです。

 

千葉県の公立高校の場合、来日して3年以内であれば、外国人枠として面接・作文だけで受験できる高校もありますが、小学生から来日している子は、日本人の子どもたちと同じく、5教科受験(学校により3教科)と面接・作文を課されるのです。

 

日本での未来を切り開くため、高校には是非入ってほしいと、我々は毎年10月から3月まで受験教室を開き、毎週日曜日の3時間、冬休み期間も含めて、英数国の3教科と面接・作文の指導を行っています。昨年今年は、在籍の生徒全員が無事高校に進み、スタッフ一同安堵し喜んでいるところです。

 

最近は、近隣市から我々の受験教室の参加希望の生徒が増えています。これは、近隣にこういった受験教室の活動がなく、遠くても通わせたい、通いたいという外国人家庭の昨今の急増を反映しています。また、我々の活動が松戸にとどまらず、広く千葉県東葛地域で一定の評価をいただけている現れと自負する一方、地域の期待に沿えるよう発奮させてくれる材料ともなっています。

 

 

子どもたちは、教室で勉強するためだけでなく、教室での同学年生徒や、お兄ちゃん・お姉ちゃん生徒との触れ合い、教室スタッフの心理的なサポートを求めて教室にやってきます。

 

学校の日本語での教科授業についていけず、親は共働きで忙しく、ストレスや孤独を感じる子も少なくありません。我々の教室は、そんな子どもたちの癒しの場であり、同じ仲間が集う居場所でもあります。

 

当会では、授業以外に小学生の場合は、各教室の親子を一堂に招き、各教室での練習した出し物を発表したり、ゲームを楽しみ親子とスタッフが親睦を深める「おやこ会」、高校生になった先輩を招き話を聞く「先輩と話そう会」、卒業・進級おめでとうと春に行う「バスハイク」などの行事を開催し、子どもたちの思い出づくりを図っています。

 

各教室の授業料(各学期ごとに3,000円)や行事参加費(多くは無料、バスハイクは、弁当付きで1,000円)など、極力廉価にとどめています。スタッフは、全員がボランティア参加、会からはせめて持ち出しとならないよう、交通費に相当する額の活動費を支給しています。

 

皆、より良い地域をつくるため、日本人も外国人も共生できる地域社会を目指し、外国ルーツの子どもたちの成長を見守っています。

 

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

今回我々は、目標を100万円に設定し、寄付型クラウドファンディングを立ち上げました。

 

当会の財務基盤を強化し、我々の活動が持続的に継続できるようにするためです。

 

我々の主な財源は、生徒からの授業料(学期毎に3,000円、年9,000円)と、寄付金・各種助成金です。

 

使用する教室は、地域の篤志家から無償提供いただいた場所を利用したり、市や外郭団体の施設を有効活用しています。また、自治体や各種の民間助成金に積極応募するよう努めています。

 

更に、千葉商科大学や流通経済大学といった理解ある近隣の大学が、多文化共生・地域振興での実践の観点から当会活動に関心を示され、助成金支給や施設利用提供をいただく等の協働関係が生まれて来ています。

 

一方で、参加いただいているスタッフには、会員活動費として、参加のための交通費相当額の低廉な額をお支払いするにとどめる等、経費抑制に努めています。

 

しかし、ここ2~3年で地域への外国人居住者の増加に伴い、外国人家族児童の生徒数が増加、それに合わせ、スタッフ数の増加に努めた結果、生徒数・スタッフ数がそれぞれ約1.5倍に増加しています。

 

これに伴い、教室コースも増加設定を迫られ、教材費・会場費・活動費等の経費負担増加は、我々のこれまでの収入水準を上回って増加する事態となっています。経費の抑制に取り組んでいるものの、授業料の値上げは難しく、財務基盤は徐々に厳しい状態となっています。

 

持続的に我々の活動を継続できるよう、皆さんのご寄付が是非必要です!

 

我々の活動を、今後も持続可能なものとするべく、そして同様の活動が同様の問題を掲げる他地域でも広まることを願い、私たちの活動をアピールして幅広く寄附をお願いすべく、本プロジェクトを立ち上げました。

 

 

 

プロジェクトの内容

 

本件プロジェクトは、地域のボランティアメンバーだけでここまでやってきた我々の活動を広く社会に知っていただくこと、また認定NPO法人寄付の納税上のメリットを十分理解いただき、当会への寄付をお願いする、というのがその内容です。

 

目標金額:100万円

 

目標金額の使途および実施する内容:

生徒指導のための教材費、教室借用費、会報作成費、会員活動費(交通費相当の低廉なもの)に充当し、この1年間の運営費に使用します。

 

本プロジェクトは、寄付総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、目標金額分を自己負担するなどして、必ず上記の実施内容の通り実施いたします。

 

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

我々の活動拠点である松戸市は、市人口における外国人の比率が3.5%あり、千葉県内で千葉市に続き、2番目の高さです。

 

出身国を見ると、昔は中国からの来日が圧倒的でしたが、今は、中国人の比率は低下し、ベトナムやフィリピンやネパールからが増加しております。最近は、アフリカからの移入者も見られるようになり、まさに多様な国々からの流入が見られます。

 

更に、ここ数年の外国人居住者の増加率は高まっており、今国会で審議される入管法改正により新しい人材の育成就業制度がスタートすれば、ますます増加することが予想されます。

 

そうした状況の中、我々のような一地域の住民の活動を広く社会に知っていただき、全国に同様の活動が広がることを願っています。

 

将来の形としては、外国ルーツの子どもたちへの国や自治体の公的体制が一層整備され、当会の活動が将来不要になるくらい、公教育が充実することが理想の最終形だろうと考えています。

 

しかし、現実を見る限り、そこへの道のりにはまだまだ時間を要し、当面は、むしろ我々の活動に対するニーズが、より一層高まるだろうとも考えています。また、公教育が充実した段階でも、例外事例は残るでしょう。そのため、規模は小さくなるとしても、公教育の地域の補助組織としての我々の活動意義は、残るのでないかと考えています。

 

官民の力を合わせて、対応していきたい。

 

その未来に向け、地域の同志で力を合わせ、自治体や近隣大学とも協力し、より良い共生の地域を共に創るため、我々は地道な努力を続けてまいります。

 

その実現のためにも、まずは財務基盤を強化し、持続的に活動が継続できるようにしていきたいと思っております。その大切な一歩を踏み出すためにも、本プロジェクトへのご寄付・ご協力をどうかよろしくお願いいたします。

 

 

 

特定寄附金による税制優遇について

 

当会は、10年以上にわたり認定NPO法人の資格を保有して活動しています。5年毎の当局監査を既に2度経験してクリアし、昨年からは3期目の認定期間に入っています。

 

本プロジェクトを通じて寄付を行う場合には、以下の税制優遇措置を受けることができます。

 

<内容>

・個人の場合:

2,000円以上の寄附をされた方は、寄付金受領証明書を添えて確定申告を行うことで所得税に関する優遇措置として「税額控除」か「所得控除」のうち有利な方を選択できます。一部の住民税についても優遇措置の対象となることがあります。

 

・法人の場合:

「寄付金特別損金算入限度額」の枠が適用され、当該限度額の範囲で損金算入ができます。

     

※詳しくは自治体や所轄税務署、国税庁のウェブサイト等をご覧ください。


<寄付金受領証明書の発行について>

寄付された方には、後日「寄付金受領証明書」を送付致します。

 

証明書名義:

READYFORアカウントにご登録の「リターン/ギフトの発送先の氏名」を宛名として作成します。

 

証明書発送先:

READYFORアカウントにご登録の「リターン/ギフトの発送先ご住所」にお送りします。

 

寄付の受領日(証明日):

READYFORから実行者に入金された日となります。

 

証明書の発送日:

2024年8月ごろを予定しています。発行までお時間をいただきますが、予めご了承願います。

 

 


※掲載している名称は、許諾を得て掲載しています。

プロジェクト実行責任者:
海老名みさ子(認定特定非営利活動法人 外国人の子どものための勉強会)
プロジェクト実施完了日:
2025年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

認定NPO法人 外国人の子どものための勉強会において、2024年4月から2025年3月までの教育支援活動資金として、教室賃料・図書教材費・通信費・広報費・スタッフ活動費(交通費相当の低額なもの)に充当する。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額との差額は、会員費・生徒参加費(=授業料)・各種助成金により調達します。

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プロフィール

認定NPO法人外国人の子どものための勉強会の創始者であり、1996年の活動開始時から、80歳を超える今も現役で生徒を指導し代表理事を務めている。松戸市の多文化共生の委員会メンバーも務める。自分の意思でなく親の都合で来日し、学校の授業についていけずに苦労する外国ルーツの子ども達を見かね、支援活動を生徒4人から1人でスタートさせた。今では生徒・スタッフともに各80名近い規模となっている。スタッフは、元教員・元日本語教師・元会社員・現役会社員・海外勤務経験者・主婦・学生と様々。日本語指導経験がなくても、あなたの経験知・知識・思いを子ども達に伝えて下さい、その熱い思いは子供達に伝わります、というのが口癖。外国ルーツの子ども達が日本の子ども達と仲良く共生する地域社会へ、今の子ども達がその未来を担うと、まだまだやる気は衰えない。

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